
【この記事はこんな方にオススメ】
- 毎回、筋トレを始めてもすぐに挫折してしまう方
- 筋トレを1年間継続できる人は全体の何割か知りたい方
- 筋トレはどうすれば継続できるか知りたい方
- これから筋トレをしてナイスバディになろうと思っている方

これまで何度、筋トレをしても1ヶ月を経たずに挫折してきました!僕と同じように筋トレを始めても挫折する人って世の中にどれくらいの割合でいるんだろ?
筋トレは正直辛い。食欲や睡眠、セックスのように本能に裏打ちされたものではないから。
だから、ちょっとしたことで挫けるしサボる。
この記事に辿り着いて、目をとおされている方も幾度となく筋トレの継続に失敗しその度に自分の意思の弱さに嫌悪の気持ちを抱いてきたのではないでしょうか?
実はこの筋トレに挫折するのは、進化生物学的にみて当然なので筋トレに失敗して凹まなくても正直、大丈夫です!笑
本記事では、なぜ、人は筋トレに挫折してしまう生き物なのか?どうすれば筋トレを継続できるのか?という問いに対して徹底解説してみようと思います。
筋トレ挫折者の割合


2016年、Sperandeiらが、フィットネスセンターに新規で通いはじめた5,240名を対象に、12ヶ月間にわたるトレーニングの継続率を調査した結果、継続率は開始から3ヶ月で37%、半年後には14%にまで減少。そして、12ヶ月後まで継続できたのはわずか4%未満だった。
このデータを見て少しホッとする方もいるのではないでしょうか?
たった3ヶ月で半分以上の人が継続できなくなるんです!
もちろん「継続する」という定義がこのデータだけだと曖昧ではあるのですが…
他にもスポーツフィットネス業界でよく言われているのは、一般的にジムの会員のうち8割はジムに全く来ない幽霊会員で、頻繁に来てトレーニングをする人は全体の2割しかいないという事実。

筋トレがいかに継続することが難しいかというのがこの調査結果でわかりまちゅね…
人は筋トレをするようにはデザインされていない

そもそも、人は筋トレをするようにデザインされていない、筋トレが続かないのは自然であり正常である
ハーバード大学・進化生物学者 ダニエルリーバーマン氏
ハーバード大学・進化生物学者 ダニエルリーバーマン氏が言うには、筋トレが続かないのは人間の起源、旧石器時代の頃にヒントがあるとのこと。
石器時代の頃は現代とは違い、食料調達が深刻な問題でした。
今と違い、歩いて10分の所にコンビニがあってキンキンに冷えたビールやホクホクの肉まんが売られている時代ではありません。

自分達の食料は獲物を狩りに行かないとを手に入らない時代、自分の身体より何十倍も大きいマンモスなどと対峙していました、まさに食料の調達は命がけの戦いです。
ハーバード大学・進化生物学者 ダニエルリーバーマン氏はこのような背景から以下の仮説を導き出しました。
「休息が生存と再生のカギではないか?」と……
この一文だけ読んでもイマイチよく分からないと思うので解説します。

旧石器時代、狩りをしに行く者達は獲物をGETできる日もあればGETできない日もあり、食料不足の場合限られたエネルギーを効率的に使用しなければなりません。
エネルギーが不足してしまうと食べ物を得る事もできなければ肉食獣と戦うことも、逃れることもできません。
また生物にとって一番大事だとも言える子孫を残すことすら出来なくなってしまいます。
だからこそ休息によってエネルギーを節約することはこれらの優先的な活動を行うために大切だったというわけです。
無駄にエネルギーを消費するとこの先、飢えるかもしれないという無意識の恐怖が支配しているので僕らは仕事や家事が終わり、自分の自由な時間を作れても筋トレの気持ちがのらないんです!

ちなみに筋肉は基礎エネルギー消費量(安静時に使用されるエネルギー量)の25%を使用しています。
ハーバード大学・進化生物学者であるダニエルリーバーマン氏は食べ物が少なくエネルギーが摂取できない状況では筋肉を分解させることで可能な限り基礎エネルギー消費量を減らすメカニズムが進化したと推測されます。
生き延びるためには少ない摂取エネルギー量を狩猟や生殖活動に優先的に使用しそれ以外の余暇の時間は極力、エネルギーを使用しないように最適化され進化していったのではないか?と結論づけています。

筋トレが続かないのは決して意志が弱いわけではなく、生きる為、子孫繁栄の為にエネルギーを無駄遣いさせない必要なプロセスだった!というわけでちゅ。
挫折しない為に環境を変える

ハーバード大学・進化生物学者であるダニエルリーバーマン氏は、筋トレを継続する為に人間はどうすれば良いのか?と言う問いに対し、
「環境(仕組み)を変えれば良いだろう!」
とアドバイスをしています。
環境(仕組み)を変えることが、前の章で話した石器時代に刻まれ着々と引き継がれてきた遺伝に対抗する手段と言っています。
筋トレを始めたばかりの頃は特に、
トレーニングするの面倒だな…、見たいテレビあるし今日は筋トレいいや。
このような理由をつけて筋トレを後回しにしてしまったり、だんだんと面倒くさくなってしまう事ってよくありますよね?笑
そうするといつの間にか筋トレからフェードアウトしてしまい、筋トレが習慣化する前に筋トレを決意する前の自堕落な生活に戻ってしまいます。
だからこそ、筋トレ初心者は情熱で筋トレを継続しようとするのではなく、筋トレをやらなければならない環境(仕組み)を作る事が大切です。
環境を変えるのがいい理由とは?

【結果が出るプロセス】
- 環境が変わると
- 思考が変わり、思考が変わると
- 行動が変わり、行動が変わると
- 習慣が変わり、習慣が変わると
- 結果が変わる。
筋トレの挫折を防ごうとするなら、筋トレ好きのコミュニティにSNSを通じて入っていくのも良いですし、パーソナルジムを利用するのもありですね。
まずは環境を変えてみることをオススメします。
マッチョマン達とコミュニケーションを取ることで、マッチョマン達の脳内を垣間見ることができます。
習慣化できない自分とはこんなにも筋肉に関する価値観や、普段の生活の仕方に違いがあるのか!と明確に違いを知ることができます。
成功したければ、成功者にそのコツをきくのが一番手っ取り早いですね!
他にも最近だとオンライン上で専属のパーソナルトレーナーをつけることも流行っています。
有名どころですと「ジムいこ」と言うサービスです。
自宅でトレーニングする人に向けて、非常に安い値段で、トレーニングメニューを考案してくれたり、食事管理をしてくれるので、早く結果を出したい人には非常にオススメです。
【オンラインパーソナルトレーナーの記事はコチラ▼】
環境が変わった先にあるものは筋トレの習慣化

筋トレが三日坊主で終わってしまう方のほぼ全員に言えることは筋トレが習慣化ができていなかったということ。
結局そこが一番大きいです。
「筋トレを継続させよう!」そのような情熱を持った時点で、あなたは敗北の道を進んでいます。
ハーバード大学・進化生物学者 ダニエルリーバーマン氏が言うように
筋トレを成功させる鍵は情熱ではなく、今の現状の環境(仕組み)を変えることです。
環境を変えたら思考が変わりその先には行動が変わり最終的に習慣が変わるはずです。
ちなみに自分自身の生活を振り返り、今日まで継続できている事って何かありますか?
人は継続しよう!と考えたものって中々続ける事ができないようになっています。
だからこそ、筋トレを継続しやすい環境(仕組み)にして、筋トレに励むのは凄くオススメです。

いったん習慣化してしまえば、やる気がなくても行動を無理なく続けることができるのです!
コメント