
主婦ブロガーのKEIKOです。
梅の実の季節になりました!
青梅が出回る季節になりましたね。
物心ついたときから祖母の作った梅干が大好きだった私ですが10年位前から梅干を手作りしています。
梅干しは、「今日作るぞ!」という気持ちで作ると、なんだか味に想いが乗って、美味しくなるような気がします。
えー!梅干しなんて作れない!と思っている方に超簡単な作り方をお話します。

梅干しの効能
作り方の前に、梅干の効能について確認しましょう。
「梅干し」と聞くだけで、じわ~っと唾液が出てきますね。
梅干しの酸っぱさは唾液分泌を刺激します。
唾液には食欲増進、殺菌効果もあります。
赤ちゃんのよだれと同じ成分、パロチンという若返りホルモンも一緒に分泌されるようです。
梅干しは疲労回復などに有効なクエン酸、リンゴ酸、コハク酸など各種有機酸が豊富に含まれています。
梅干しのクエン酸は、新陳代謝を促し体内の老廃物の排出を助けてくれます。むくみの解消、美肌や老化効果防止にも期待できそうです。
クエン酸の有機酸には吸収率の低いカルシウムや鉄の吸収を促しカルシウムが骨から持ち出されるのを防ぐなどの働きもあると言われています。つまり、体内でのカルシウム定着率を高めるために梅干を毎日食べることで、その効果を期待できるってことですね。
その他にも沢山効能はありそうですね。
梅干しの記事を書いているだけで、唾液は出てきて、今から梅干し作りが楽しみ~!
余談ですが、我が家は和歌山に親戚があります。
和歌山の親戚からはお祝いの時も不幸の時もお返しが梅干しでした。
今回の梅干し作り
さて、超簡単な梅干しの作り方は、赤紫蘇を使わない白梅干しです。
もともと、祖母が作っていたのが赤紫蘇を使っていない梅干しで、ずっとその梅干しを食べてきたので自分の好みでもあります。
しかし、私は赤紫蘇を使った梅干しも大好きで、白梅干しとは違う美味しさがあるのですが、作るのは赤紫蘇を使わない梅干し。
梅干し作りって面倒だな、もう今年で十分、来年は作りたくない、そう思わない梅干し作りを目指します。
自分で作ると、梅を購入して、日ごとに色づき、よい香りがしてくるのでその過程を楽しみ味わうことができます。
自分で作ると安くできます。梅干しって高いですからね。
赤紫蘇を使わないでできる梅干し作りですが、カビを生えさせないようにします。
そのためには、塩分が決めてです。
梅を買ってみよう
さて、もうそろそろ梅の注文をしましょう。
私は最初の頃は、近所のスーパーで購入していました。
しかし、自分で作った梅干しが本当に美味しくて、友達にあげたら美味しいって何人もの友達が食べたいというので友達に分ける分も作っていたら、どんどん増えて、このごろ梅を10キロ購入しています。
近所のスーパーで購入するよりネットで購入するほうが安いものもあります。
ネットで購入だと、どんなのが届くか不安もありますね。
当初は和歌山産の梅を購入してみたら、きれいな梅が届きました。
ある年、たまたま、奈良産の南高梅を購入したら安くてよい梅でした。数年は奈良産の南高梅で作り、昨年は初めて生協で注文してみました。10キロで1万円くらいです。
1万円!って思うかも知れませんが、一年、市販の梅干しを買うと数万円になってしまいます。やっぱり10キロで1万円は安いです。
たまたま、ネットで購入しても今まで外れはありませんでしたが、梅の良し悪しはあるかもしれないので
最初はお店で目で確認して1キロくらい漬けてみて、梅干し作りの面白さと自分で作った梅干しの美味しさを感じましょう。
またサイズは2L以上のものが作りやすいかもしれません。
Lというと大きいかなと思うかも知れませんが意外と小さいです。私は2Lか3Lを購入しています。たくさん買うときにサイズは同じものに揃えたほうが良いと思います。
梅の種類と産地
梅の産地
・和歌山県(ダントツ!)
・群馬県
・長野県
・奈良県
・山梨県 など
梅の種類
・南高梅
・白加賀梅 など
他にもありますが、お店で見かける梅は南高梅が多いです。
ちなみに、
以前、8月に北海道の帯広で梅狩りをしたことがありました。
そのときの梅は豊後梅。豊後梅は梅とアンズの交配種で原産地は大分ですが耐寒性が強いために東北地方の寒冷地で多く栽培されているようです。だから北海道で見かけたのですね。
帯広の植物園で購入した豊後梅は梅干し作りの季節を過ぎていたので、梅ジュースを作りました。
梅干し作りの完成を心に誓う!
さて、梅干し作りには「今日は梅干しを作るぞ!」という気持ちがかなり必要です。
なぜなら、青梅を梅干し用に購入してから、どんどん青梅は黄色く色づいてきます。
よい香りもしてきます。
この日が梅干し作りの日!そう決めます。美味しい梅干しを作る!そう心に誓います。
目を閉じて想像してみましょう。美味しい梅干しが完成しました!と予祝します。
はい!梅干し作るぞ~!って決めたら・・・
梅干し作りの手順
1、梅を購入する。 今回は1キロで説明します。
自分のお好みでよいのですが、自分が作る量より少し多めに購入をおススメします。なぜなら、傷ついた梅があると梅干し作りにはできません。そんな傷ついている梅は除けておいて、梅ジャムなどを作るのが良いと思います。もし1キロに足りなかったら、塩をその分減らします。
2、梅干し作りに必要なものを揃える。
・にがりを含んだ自然塩 (梅に対して18%なので1キロだったら180グラム)
・ジップロック Lサイズ
・ボウル ざる
・焼酎50ccくらい 霧吹き
・竹串または爪楊枝
・キッチンペーパー
・ストロー
3、梅が届いたら(梅を購入したら)、毎日梅を観察して梅干しを作る日を決める。
その日から、美味しい梅干しになるよう、梅に「美味しくなあれ」「美味しくで
きてありがとう」と声かけする。(これ大事!)
黄色く熟してきて良い香りがしてきて、今日だ!と思ったら作り始めます。
4、梅に塩をかけてを洗う。(この塩は漬ける時の塩ではありません)
少し水につけておく。
5、ざるにあげる。ある程度水が取れたら、キッチンペーパーでひとつずつ拭く。
6、竹串で、梅の皮を傷つけないようにヘタを丁寧に取る。ここは一番大変は作業です。かわいいな。かわいい梅だな!なんて思いながら、好きな音楽でもかけてするといいかもしれません。
7、梅の表面の水分がとれたら、ジップロックの内側に霧吹きで焼酎をかける。
ジップロックの中に梅を入れる。できたら平らに並べる。ここでも霧吹きで梅に焼酎をかける。
8、18パーセント分の塩をパラパラと振りかける感じで入れる。

9、ジップロックの封をストローを入れて閉めます。その後、ストローで空気を抜き封を閉めます。。
10、ジップロックから汁がこぼれることがあるので、平たいダンボールに梅の入ったジックロックを横に置く。何袋かある場合は横に並べる。
11、美味しくなあれと毎日の声かけをしながら毎日裏表をひっくり返す。ここで毎日カビが生えていないか確認します。もしカビが生えてしまったら、カビをとって(梅を水で洗って梅酢はそのままで、お鍋で一煮たちします。ジップロックも新しいものを使います。そこでまたジップロックに焼酎をスプレーし、お鍋で冷めた梅漬けを戻します。
12、ジップロックに入っている梅漬けを毎日裏表に動かしているとだんだん梅酢が上がってきます。そして梅雨の明けるのを待ちます。
13、梅雨が明けたら、天気予報を確認して雨が降らないような日にちを3日選び、漬けた梅をざるにくっつかないようにして並べます。
以前は三日三晩干しました。夜中、夜露にぬれて梅干がしっとりし日中は太陽にあたり、だんだん水分が蒸発していきます。また近年、暑い日が多く、干しすぎると干からびてしまいます。そのときの様子を見ながら、表面が乾いてふっくらした梅干しになったら取り込み、これで白梅干し完成です!!

梅干し作り終了
容器につめます。容器に『ありがとう』って貼ります。
想像するだけで、若い梅干しの香りがするようです。
出来上がった梅干しに感謝して、自分も褒めましょう。
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